『 ナイチンゲール看護論の科学的実践(4) 』<人間の持てる力に魅せられて>―看護科学研究会・事例検討集 4

薄井坦子 編

この『第4集』にとりあげられた実践は、いずれも医学的には有効な治療手段を見いだせない患者との関わりである。

これらの看護婦の見事な実践を分析することにより、その場その場の患者の心のなかに描かれている像を追体験する技術の大切さと、それが看護することによって習得されることに気づかされるであろう。

■ 第1版/1993年/四六判/288頁
■ 定価 1,600円 (税別) ■ ISBN 978-4-87474-078-1

目次

11.脊損・下半身麻痺のある男性患者Nさんへの、ある対応場面を教材として

〔レポート11〕浦﨑芙美子
〔レポート11〕へのコメント
【座談会】〔レポート11〕をめぐって

12.退院を拒否したNさんの自立への援助を通して学んだこと

〔レポート12〕茂原好美
〔レポート12〕へのコメント
【座談会】〔レポート12〕をめぐって

13.エンドルフィンの恵みを受けた中村看護婦の看護実践

〔レポート13〕奥悦子・中村トシ子
〔レポート13〕へのコメント
【座談会】〔レポート13〕をめぐって

14.事実を共有することからの輪

〔レポート14〕石本静代・島崎ひろみ
〔レポート14〕へのコメント
【座談会】〔レポート14〕をめぐって

15.患者のもとへ走って行きたくなった学習過程

〔レポート15〕野山ゆみ子
〔レポート15〕へのコメント
【座談会】〔レポート15〕をめぐって