『 ナイチンゲール看護論の科学的実践(2) 』<対象を全人的にとらえるとは>―看護科学研究会・事例検討集 2

薄井坦子 編

看護科学研究会では、「実践に役立たない看護理論は意味をもたない」という考えから、看護の必要性を判断するための方法として「全体像モデル」を考案した。

これは対象の健康状態を目に見えるかたちで構造化したものであり、ナイチンゲール看護論を、日々の実践に役立つような表象レベルで表現したものである。

本書は、看護婦としての専門的な能力を高めようとするナースたちに、一貫した判断基準と科学的な方法論を示してくれる。

■ 第1版/1990年/四六判/240頁
■ 定価 1,400円 (税別) ■ ISBN 978-4-87474-062-0

目次

6.小児実習中のある学生へのかかわりから

〔レポート6〕石本静代
〔レポート6〕へのコメント
【座談会】〔レポート6〕をめぐって

7.強迫思考による行動停止がみられる分裂病患者へのかかわり

〔レポート7〕桐生セイ子
〔レポート7〕へのコメント
【座談会】〔レポート7〕をめぐって

8.食物をなかなか飲み込まない重心児への食事介助から

〔レポート8〕玉村早苗
【座談会】〔レポート8〕をめぐって

9.「科学的看護論」を学び日々試行錯誤をするなかで

〔レポート9〕飯田伸子
〔レポート9〕へのコメント
【座談会】〔レポート9〕をめぐって

10.ワンポイントレッスンでの学びを学生指導に使ってみて

〔レポート10〕清水知寿子
〔レポート10〕へのコメント
【座談会】〔レポート10〕をめぐって