『 学城 』―学問への道 第4号

日本弁証法論理学研究会 編集 吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。 そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。 題して 『 学城 』 である。 第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。 具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。 ( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より ) 【第4号】 第1版/2007年/216頁/定価 1,900円 (税別) A5判/ISBN 978-4-87474-130-6

目次

◎加納哲邦  学的国家論への序章(最終回) ―国家とは何かを問う ◎悠季真理  古代ギリシャの学問とは何か(4) ◎悠季真理  古代ギリシャ哲学、その学び方への招待(4) ―ポリス社会が誕生するまでのギリシャ小史 ◎瀬江千史  「医学原論」 講義 (4) ―時代が求める医学の復権 ◎本田克也  ウィルヒョウ 『細胞病理学』 なるものを問う(中) 瀬江千史 ―研究至上主義は学問への道を断つ ◎諸星史文  学問形成のために問う医学の歴史(4) 悠季真理 ―医学史とは何か ◎小田康友  日本近代医学教育百五十年の歴史を問う(3) ―医学教育論序説 ◎志垣  司  障害児教育の科学的な実践理論を問う ◎横田政夫  「バリアフリー住宅」は転ばぬ先の杖か ―人間にとって「住宅」とは何か ◎井上真紀  青頭巾 ― 『雨月物語』 より(下) ―悟りへの道を考える(2) ◎田熊叢雪  現代武道を問う 〔Ⅰ〕 ―居合とは何か(4) ◎南郷継正  東京大学学生に語る 「学問への道」(2) ―平成十六年、夏期東京大学合宿講義 ◎南郷継正  欧州版 『武道の理論』 悠季真理 ―科学的武道論への招待(Ⅱ)