『 学城 』―学問への道 第20号
日本弁証法論理学研究会 編集
吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )
【第20号】
第1版/2021年/212頁/定価 1,900円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-191-7
目次
◎ 南郷継正 『学城』 第20号にあたり、学術誌発刊の意義を初期の 「巻頭言」 と
「編集後記」 とで振り返る
◎ 南郷継正 「南郷継正講義」 ( 『学城』 第13号) を 〔単細胞生命体の遺伝子から
本田克也 人間の遺伝子への体系的重層構造の講義 ― 『全集』 第3巻余録(3)〕
として詳細に論じる
◎ 浅野昌充 生命の起源 (誕生) を尋ねよう
― これはイノチはどのようにイノチとなってきたかの物語である
◎ 新井史子 飛翔隊副長 北條翔鷹 (現総長) への特別インタビューを通して
見えてくるものは何か
◎ 伊勢谷隆陽 学問構築の 「弁証法・論理学の初歩的学び」 の実際とは何か (1)
〔弁証法の基礎学び編〕
◎ 河合剣吾 新聞はいわば 「社会の日記」 である
― 知識人がまともに新聞を読むべき理由は何か
◎ 村田洋一 仮想通貨 「リブラ」 とは何物なのか
◎ 瀨江千史 「医学原論」 講義 (17)
― 時代が求める医学の復権
◎ 高遠雅志 人生の夢を叶えるための健康を求めて (1)
― 時代が求める予防医療的健康診断を説く
◎ 本田克也 〔提言〕 「法医学」 は 「医 法学」 となるべきである
菅野幸子 ― 医師は 「裁判に訴えられずにすむための法律」
(「裁判医学」=「医 法学」) を学ぼう
◎ 河野由貴 看護のための病気一般論を問う (2)
― ナイチンゲールの説く 「病気とは回復過程である」 に学んで
◎ 佐藤聡志 教育実践の指針を求めて (4)
― 小学校教育における6年生の重要性
◎ 藤澤加奈枝 育児実践の事実から論理を思う
◎ 早乙女信吾 『育児の認識学』 に保育の指針を学ぶ
◎ 橋本律子 ナイチンゲールが説く看護教育を考える (5)
― 私が受けた准看護学校教育の実際
◎ 朝霧華刃 唯物論の歴史を学ぶ (8)
◎ 本田克也 『新・弁証法・認識論への道』 (『全集』 第2巻) を読む (再録)