『 学城 』―学問への道 第14号

日本弁証法論理学研究会 編集 吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。 そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。 題して 『 学城 』 である。 第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。 具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。 ( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より ) 【第14号】 第1版/2016年/200頁/定価 1,900円 (税別) A5判/ISBN 978-4-87474-178-8

目次

◎ 南郷継正   巻頭言 ― 「アリストテレス弁証法」 の起源を解く ◎ 瀬江千史   「〔南郷継正講義〕 遺伝子の体系性から生命の世界の発展性の帰結たる 人間の遺伝子の重層構造を説く」 から発展の論理構造を学ぶ ◎ 北條翔鷹   実戦部隊飛翔隊修業の総括小論 (4) ― 1983年~1988年3月の実戦部隊飛翔隊合宿修業小論 ◎ 神庭純子   現代看護教育に求められるもの (3) ― 弁証法・認識論から説くナイチンゲール看護論 ◎ 悠季真理   哲学・論理学研究余滴 (5) ◎ 北嶋  淳   人間一般から説く障害児教育とは何か (8) 志垣  司   ― 障害児教育の科学的な実践理論を問う ◎ 瀬江千史   「医学原論」 講義 (12) ― 時代が求める医学の復権 ◎ 瀬江千史   新・医学教育 概論 (3) 本田克也   ― 医学生・看護学生に学び方を語る 小田康友 菅野幸子 ◎ 聖  瞳子   医療における理論的実践とは何か 高遠雅志   ― 初期研修医に症例の見方、考え方の筋道を説く 九條  静   〈 第6回 〉 マイコプラズマ肺炎2 北條  亮 ◎ 本田克也   法医学への入門 (3) 矢野志津枝  ― 医学生のための法医学原論 小田康友 菅野幸子 ◎ 朝霧華刃   唯物論の歴史を学ぶ (2) ◎ 橘  美伽   武道空手上達のための人間体を創る 「食事」 とは何か (3) ― 遺伝子としての食事を考える ◎ 南郷継正   武道哲学講義 〔11〕 ― 学問とはいわば世界地図を描くことである (2008年冬期ゼミ講義詳説)