『 学城 』―学問への道 第11号

日本弁証法論理学研究会 編集

吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )

【第11号】
第1版/2014年/212頁/定価 1,900円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-161-0

目次

◎南郷継正  巻頭言

◎北條翔鷹  実戦部隊飛翔隊修業の総括小論 (第1回)
― 1983~1988年3月の実戦部隊飛翔隊合宿修業小論

◎神庭純子  【講演録】 看護の現在をナイチンゲールの原点に問う
― ナイチンゲールの発見や取り組みを現代に活かすには

◎悠季真理  哲学・論理学研究余滴 (2)

◎北嶋  淳  人間一般から説く障害児教育とは何か (5)
志垣  司  ― 障害児教育の科学的な実践理論を問う

◎瀬江千史  「医学原論」 講義 (第9回)
― 時代が求める医学の復権

◎聖  瞳子  医療における理論的実践とは何か
高遠雅志  ― 初期研修医に症例の見方、考え方の筋道を説く
九條  静  〈第3回〉 急性A型肝炎 2
北条  亮

◎本田克也  法医学への入門 (2)
矢野志津枝  ― 医学生のための法医学原論
菅野幸子

◎橋本律子  ナイチンゲールが説く看護教育を考える (4)
― 私が受けた准看護学校教育の実際

◎橘  美伽  「武道空手とは何か、その中で護身武道空手とはどのような
位置づけであるべきか」 の 「小論」 をふまえた質問に答える (5)
― 護身武道空手への理解を深め、かつ主体的な人生を生き抜くために

◎南郷継正  武道哲学講義 〔8〕
― 学問とはいわば世界地図を描くことである (再説)
(2008年冬期ゼミ講義詳説)

◎悠季真理  編集後記