『 学城 』―学問への道 第10号

日本弁証法論理学研究会 編集

吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )

【第10号】
第1版/2013年/194頁/定価 1,900円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-158-0

目次

◎南郷継正  巻頭言に代えて

◎浅野昌充  「生命の歴史」 の歴史Ⅳ
―「個体発生は系統発生を繰り返す」 (ヘッケル) との学説が
我々に問いかけたものとは (2)

◎悠季真理  哲学・論理学研究余滴 (1)

◎北嶋  淳  人間一般から説く障害児教育とは何か (4)
志垣  司  ―障害児教育の科学的な実践理論を問う

◎瀨江千史  「医学原論」 講義 (第8回)
―時代が求める医学の復権

◎小田康友  日本近代医学教育百五十年の歴史を問う (8)
菅野幸子  ―医学教育論序説

◎聖  瞳子  医療における理論的実践とは何か
高遠雅志  ―初期研修医に症例の見方、考え方の筋道を説く
九條  静  〈第2回〉 急性A型肝炎
北条  亮

◎本田克也  法医学への入門 (1)
矢野志津枝 ―医学生のための法医学原論
菅野幸子

◎橘  美伽  「武道空手とは何か、その中で護身武道空手とは どのような
位置づけであるべきか」 の 「小論」 を踏まえた質問に答える (4)
―護身武道空手への理解を深め、かつ主体的な人生を生き抜くために

◎悠季真理  編集後記