日本弁証法論理学研究会 編集
吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )
【第24号】
第1版/2025年/208頁/定価 2,000円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-205-1
目次
巻頭言 南鄕 継正
ヘーゲル哲学「高貴な精神の系列と思惟的理性の英雄たち」への提言Ⅱ
1 『〝夢〟哲学原論〔綱要〕』及び『哲学・論理学原論への招待』への余録的プロローグ(一)/南鄕 継正
2 『医学原論』上巻(瀨江千史著)に学ぶ(1)/近藤 成美
3 学問構築の「弁証法・論理学の初歩的学び」の実際とは何か(Ⅳ)〔論理学の基礎学び編(3)〕 /伊勢谷 隆陽
4 哲学・論理学研究余滴(十三)―ヘーゲル哲学完成への道を歩くために「学問形成に関わる論理学の必須地図基本用語」をどのように理解していくべきか(2)/悠季 真理
5 歴史上の主要進化学説を学的に総括する(その一)―ラマルク、ダーウィン、ヘッケル各学説を体系的に視る /斉藤 俊郎
6 「医学原論」最終講義(一)―講義を終えるにあたって論理的実力の上達過程を振り返る /瀨江 千史
〔コラム〕瀨江千史著『医学原論』(上・下巻)を通して学問とは何かを学ぶ /加納 哲邦
7 生命の起源(誕生)を尋ねよう(四)―「生命の歴史」における植物とは何か /浅野 昌充
〔コラム〕脊椎動物の体の左右対称性について /浅野 昌充
〔コラム〕生命の歴史をふまえて 身体のシンメトリーの謎を問題にする /西林 文子
8 現代看護教育に求められるもの(十一)―弁証法・認識論から説くナイチンゲール看護論 /神庭 純子
〔コラム〕感覚と感情はどのような関係なのか、そして感性とは /九條 朋明
〔コラム〕医療史に関わる学びはまず「草むしり」から /九條 晴香
9 医療実践学への道(二)―医学生・研修医に症例の見方、考え方の筋道を説く /聖 瞳子・高遠 雅志・九條 静・北條 亮・伊勢谷 隆陽
〔コラム〕阪神淡路大震災を経験して辿ることになった 「学問の道」へ向けての私の研鑽過程の想い出を説く /北條 亮
10 臨床実習の問題点を武道空手の上達過程に照らして考える /内野 志保・岸川 雄哉
11 教科書の変遷を通して学制百五十年の歴史を考える /佐藤 聡志
12 コンピュータの歴史を原点から辿ってみる /藤原 修一
〔コラム〕あるハローワークでの労働の一日の記録 /伊達 輔純
13 精神医学における歴史的学の発展を問う(前編)―カントとフロイトの業績を中心に精神医学の歴史を辿る /識部真奈美
14 唯物論の歴史を学ぶ(十二) /朝霧 華刃
編集後記 /悠季 真理
表紙…小林育則・高橋剛