『 学城 』―学問への道 第12号
日本弁証法論理学研究会 編集
吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )
【第12号】
第1版/2015年/216頁/定価 1,900円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-167-2
目次
◎南郷継正 巻頭言
― 大哲人ヘーゲルの急逝の 「無念」 を想う
◎北條翔鷹 実戦部隊飛翔隊修業の総括小論 (2)
― 1983年~1988年3月の実戦部隊飛翔隊合宿修業小論
◎神庭純子 現代看護教育に求められるもの (1)
― 弁証法・認識論から説くナイチンゲール看護論
◎悠季真理 哲学・論理学研究余滴 (3)
◎加納哲邦 『武道哲学講義』 は 「弁証学への道」 を探る試み
◎浅野昌充 「生命の歴史」 の歴史 〔5〕
人類の起源 (1)
― 「考えて行動する」 動物 = ヒトはいかにして生まれたのか
◎北嶋 淳 人間一般から説く障害児教育とは何か (6)
志垣 司 ― 障害児教育の科学的な実践理論を問う
◎瀬江千史 「医学原論」 講義 (10)
― 時代が求める医学の復権
◎瀬江千史 新・医学教育 概論 (1)
本田克也 ― 医学生・看護学生に学び方を語る
小田康友
菅野幸子
◎聖 瞳子 医療における理論的実践とは何か
高遠雅志 ― 初期研修医に症例の見方、考え方の筋道を説く
九條 静 〈第4回〉 急性A型肝炎 (3)
北條 亮
◎橘 美伽 武道空手上達のための人間体を創る 「食事」 とは何か
◎南郷継正 武道哲学講義 〔9〕
― 学問とはいわば世界地図を描くことである (増補版)
(2008年冬期ゼミ講義詳説)
◎悠季真理 編集後記