『 学城 』―学問への道 第6号

日本弁証法論理学研究会 編集

吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )

【第6号】
第1版/2009年/228頁/定価 1,900円 (税別)
A5判/ISBN 978-4-87474-135-1

目次

◎南鄕継正  巻頭言 ―学問を志す初学者たちに Ⅳ

◎本田克也  海保静子が遺してくれた未来への手紙
― 『育児の認識学』 に描かれた、真の精神科学への礎石とは

◎田島翔鷹  追悼文 海保静子教官に師事して
―偉大なる師から学んだ武道魂とはいかなるものか

◎浅野昌充  「生命の歴史」 の歴史
―自然・社会・精神の弁証法性を捉える真の弁証法とは

◎斉藤俊郎  フグ毒とは何か ―フグ毒の二重性

◎加藤幸信  世界歴史とは何か
―科学的な世界歴史の構築を目指して

◎村田洋一  『いのちの歴史の物語』 から 「社会の歴史」 に向かって

◎城内  進  土木設計とは何かを問う

◎渡辺武彦  武道学の原点たる 『武道の理論』 を読む
―南鄕継正師範 著作一覧表を作成して

◎加納哲邦(校閲) 武道空手とは何か、その中で護身武道空手とはどのような
橘  美伽      位置付けであるべきか

◎南鄕継正  東京大学学生に語る「学問への道」 (最終回)
―平成16年度、夏期東京大学合宿講義