『 学城 』―(ZA-KHEM,sp)第1号 ※在庫なし
日本弁証法論理学研究会 編集
吉本隆明氏 (思想)、三浦つとむ氏 (弁証法)、滝村隆一氏 (国家論) などの第一級の論者を擁して二十世紀後半に華と咲きほこった『試行』誌が姿を消して久しい。
そこで私たちは 二十一世紀を迎えたのを機に、新たな学問の登龍門となる学問誌を発刊する。
題して 『 学城 』 である。
第1号は、学問形成のための基礎論であり、すなわち「学問への道(弁証法編)」である。
具体的な内容に関しては目次を参照してもらうとして、端的には学問形成のための弁証法編である。
( 『学城』 創刊号 ・南郷継正氏 「巻頭言」 より )
【第1号】
第1版/2004年/232頁/定価 1,900円 (税別) ※在庫なし
A5判/ISBN 978-4-87474-117-7
目次
◎南郷継正 巻 頭 言
◎近藤成美 マルクス国家論の原点を問う
―ヘーゲルから継承した市民社会と国家の
二重性について
◎加納哲邦 学的国家論への序章
―国家学構築への視点を問う
◎本田克也 ヘーゲル 『精神現象学』 にみる学問の原点
―ヘーゲルは学問の形成について何を語るか
◎悠季真理 古代ギリシャの学問とは何か
◎悠季真理 古代ギリシャ哲学、その学び方への招待
◎瀬江千史 「医学原論」 講義 (第1回)
―時代が求める医学の復権
◎諸星史文 学問形成のために問う医学の歴史
―医学史とは何か
◎神庭純子 ナイチンゲールの学問 (看護学) 形成の内実を
青春時代にみる
―その青春時代はギリシャ哲学の風に導かれて
◎古田京子 (投稿) 物理学者 武谷三男氏の 「三段階論」 と
「技術論」 に学ぶ
◎本田克也 (書評) 『新・弁証法・認識論への道』
( 『全集』 第2巻) を読む
◎田熊叢雪 現代武道を問う 〔Ⅰ〕 ―居合とは何か
◎南郷継正 武道哲学講義 〔Ⅰ〕 PART2