
タイトル : 看護とは何か―連続講義『看護覚え書』を読む
著者 : 小南 吉彦
監修 : 金井 一薫
■ 第1版/2025年6月30日発刊/菊判/320頁
■ 定価 2,800円 (税別) ■ ISBN: 978-4-87474-207-5
■電子教科書取り扱い:医書ジェーピー, 丸善, NTT EDX(準備中)
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内容紹介
―ナイチンゲールの“原点”に立ち返り、看護の本質をもう一度、胸に刻む。
本書は、故・小南吉彦が生涯を懸けて行った講義の集大成。
『看護覚え書』を深く深く読み込んだ著者だからこそ見抜けた〈ナイチンゲール看護思想の核心〉を、驚くほどわかりやすく、そして熱く語りかける。
特に、ナイチンゲールが説く「病気とは回復過程である」を解説するその視点は具体的であり、説得力がある。
生理学・心理学・動物学・天体論まで縦横無尽に行き交う知の旅は、読者をナイチンゲールの世界へ一気に引き込む。
ほかの解説書にはない斬新な視点と「病人への看護」の真髄が、スーッと胸の内に入ってきてページをめくるたびに、「看護とは何か」「なぜ私たちは看護をするのか」が腑に落ちる――。
読後には、きっと学びを実践へとつなげ、新たな視点をもたらすことができるはずです。
看護学生・若手からベテラン看護師まで、“原点回帰”と“明日からの実践”を同時に叶える一冊。
いま、この一冊が、あなたの看護観を静かに、しかし確かに変えていきます。
目次
監修者のことば
まえがき
「はじめに」を読む
「序章」を読む
「第 1 章・換気と保温」を読む
「第 2 章・住居の健康」を読む
「第 3 章・小管理」を読む
「第 4 章・物音」を読む
「第 5 章・変化」を読む
「第 6 章・食事」を読む
「第 7 章・食物の選択」を読む
「第 8 章・ベッドと寝具類」を読む
「第 9 章・陽光」を読む
「第 10 章・部屋と壁の清潔」を読む
「第 11 章・からだの清潔」を読む
「第 12 章・おせっかいな励ましと忠告」を読む
「第 13 章・病人の観察」を読む
「第 14 章・おわりに」を読む
「第 15 章・補章 1看護師とは何か」を読む
「第 15 章・補章 2回復期」を読む
監修者・あとがき
著者・監修について
●著者 : 小南吉彦
早稲田大学文学部心理学科卒業
昭和41年 株式会社現代社設立 社長就任
昭和52年 第14 回 日本翻訳文化賞受賞
平成1年 ナイチンゲール看護研究所創設 所長就任
令和5年11月没
【主な訳書】
『看護覚え書』(ナイチンゲール著、共訳、現代社)
『ナイチンゲール著作集』第1 巻~第3 巻(共訳、現代社)
『実像のナイチンゲール』(リン・マクドナルド著、共訳、現代社)
●監修 : 金井一薫
東京有明医療大学看護学部・名誉教授
ナイチンゲール看護研究所・所長
株式会社KOMI 設立・代表取締役就任
【主な著書】
『新版ナイチンゲール看護論・入門』(現代社)
『ナイチンゲール助産論』(現代社)
『よみがえる天才9 ナイチンゲール』(筑摩書房)