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人体美学(上巻)
 

序言/美術解剖学断想
 
【第1部】
 
1.美術解剖学
 
鴎外先生と美術解剖学/恩師久米先生との邂逅/趣味の美術解剖学
 
(1)緒言
(2)美術解剖略史 前提/上古/中古/近古/現代/挿図説明
(3)美術解剖学の意義
(4)体幹
    体幹後面/胸郭前面/腹部前面/体幹側面/体幹の権衡/
    挿図説明
(5)上肢帯 肩の表情
(6)自由上肢 肘と手の表情/挿図説明
(7)骨盤 骨盤の形状/外表と動勢/男女盤の比較/美術上の骨盤
(8)下肢 大腿の骨肉/大腿の運動と動勢/下腿の骨肉/足の種々相
(9)頸部
(10)頭と顔・静的研究
    頭蓋部/顔面部/顔全体の権衡/頭髪/額/眉/上瞼/睫毛/
    目/鼻/頬/鼻下/口唇/歯/頤/鬚髯/横顔/耳/挿図説明
(11)顔面・動的表情
    表情筋/前頭筋/眼輪筋/皺眉筋/鼻根筋/鼻筋/上唇方形筋/
    大頬骨筋/笑筋/口角挙筋/口輪筋/上唇門歯筋・下唇門歯筋/
    頬筋/下唇下制筋/口角下制筋/咬筋/外耳筋/広頸筋/
    目/他
 
2.人体美学予備論 ―美と芸術への基礎知識
 
(1)序論
  1.基礎知識の必要性
  2.美の段階(Gradations of Beauty) 花の美/葉の美/枯葉の美
  3.困難な美(Difficult beauty)
    牡丹に孔雀対枯葉に烏/金殿玉楼対賤ヶ伏屋/
    文豪の小説/裸体像
(2)美学
(3)形象美学
(4)形体と現象 富士山/水/花/人体学(Somatology)/芸術/
           布/バレリーナ
(5)生命の指向性
  1.小序説 芸術と美術
  2.指向性
  3.生物学的指向性
  4.指向性の実験 ―アメーバ
  5.生命の指向性の理念化
    自己及び自己の種族/種族/よりよき繁栄/合目的的/まとめ
(6)文化(Civilization)
(7)文化の組成(Composition of Civilization)
  1.真(truth)
  2.善(good)
  3.美(beauty)
  4.三要素の等価性と失衡現象
  5.文化組成要素の不備 用(utility)
  6.四要素の均衡性
  7.美と用の連関性 美術:工芸
  8.生活芸術群
(8)美の分類
  1.自然美 Natural Beauty
  2.人工美 Artificial Beauty
    意図的人工美/非意図的人工美/機械美について
(9)芸術の分類 文学と文芸/舞踊と舞踏/スポーツ/美術と芸術
  1.美術 視覚+空間≒造形芸術
  2.音楽 聴覚+時間≒音律芸術
  3.文芸 言語芸術
  4.舞踊 (体律芸術)
  5.演劇 綜合芸術
(10)古典芸術群
 A.古典芸術群略説 静観性の美 寂/いき
 B.日本文化史略説
   時代区分/異称/連想事項/政治的要因/宗教的影響/
   美の伝統の再生/大陸/西洋美術史
 C.古典芸術群各説
  1.茶道(サドウ・チャドウ)
    味覚芸術のネガティブケース/現実(用)からの離脱/境界帯
  2.香道
    嗅覚芸術のネガティブケース/香道の由来/源氏香/
    香余録 蘭奢侍,附 演習2題
  3.華道
    華道のディフィカルトケース/忌み嫌ひ/
    調子が跳び出すという問題
  4.庭園・能・etc. 省略
(11)美術の分類
 A.絵画と彫塑(平面と立体)
  1.絵画 絵と画
  2.彫塑 彫と塑
  3.美術の次元
  4.レリーフ(Relief)
  5.レリーフ的な作例
  6.立体鏡(Stereo-scope)
 B.その他の芸術
  1.第4次元(Forth Dimension)
  2.2次元s×第4次元
    映画/テレビジョン/ネオンサイン,イルミネーション/
    幻灯/万華鏡/絵巻物/紙芝居/影絵芝居/走馬燈
  3.3次元s×第4次元
  4.映画:プリミティブショー(Primitive Show)(付随問題)
(12)新興芸術群
 A.序説
 B.リアリズム瓦解の要因
   リアリズムの行き詰まりに対する打開要望/写真機の発明による
   客観的再現の容易/浮世絵の与える純主観的表現への示唆
 C.新興芸術群略説
  1.印象派(Impressionnisme)
  2.後期印象派(Post-impressionism)
  3.未来派(Futurismo)
  4.立体派(Cubisme)
  5.表現派(Expressionismus)
  6.抽象派(Abstractionism)
  7.構成派(Constructionism)
  8.野獣派(Fauvisme)
  9.ダダイスム(Dadaisme)
  10.超現実派(Sur-realisme)
(13)再現芸術と直現芸術
  1.再現芸術と直現芸術
  2.工芸と模様の問題
(14)図案
    建築/図案/服装/音楽/文芸/彫刻/絵画/舞踊
(15)美術の諸分類法
  1.地理的分類(空間的分類)
  2.歴史的分類(時間的分類)
  3.流派的分類
  4.材料的分類
  5.題材的分類
  6.階級的分類・民俗的分類
  7.その他の分類
(16)美術の発展過程の三段階
    アーケイック/クラシック/バロック/その後にくるもの/
    ヘレンの場合/日本の場合
(17)全篇要約 後記
 
【第2部】
 
1.人体美学A 概説
 
(1)序説
(2)人体の方位
 A.基礎論(自然科学的略説)
 B.応用論(方位の同存化表現)
  1.方位による難易
  2.古代エジプトの人体表現
  3.諸作品の指示
    古代エジプトの作例/アッシリアの作例/ヨーロッパの作例/
    我が国の作例/印象派以後の作例
  4.主観的表現の共通性
(3)人体の体制
 A.基礎論(自然科学的略説)
 B.応用論(左右相称と非相称)
  1.左右相称の美的効果
  2.左右非相称の美的効果
(4)人体の比例
 A.基礎論(比例提示)
  1.指極
  2.頭身示数
  3.中指長
  4.身長の1/10
  5.前腕長
 B.応用論(頭身示数の問題)
  1.人種
  2.性別
  3.年齢
  4.環境・その他から個性まで
  5.頭身示数大なる作例
  6.頭身示数小なる作例
(5)人体の運動
 A.基礎論(頸椎の運動)
  1.頸椎を前に屈する運動
  2.頸椎を後ろへ反らす運動
  3.頸を横に傾ける運動
  4.頸を横へ回す運動
 B.応用論(各運動による表情効果)
  1.頸椎の前屈・その作例
  2.頸椎の後伸・その作例
  3.前屈・後伸の表情効果
  4.頸椎の側屈・その作例
  5.頸椎の回旋・その作例
(6)結語
 
2.人体美学B 特殊論
 
(1)立体観と平面観
  1.序説
  2.和洋の相違
  3.立体感の略解
  4.和洋の比較
    風景/人体/音声・音楽/油絵と日本画/工芸品/服飾関係
    /主要面の構成方向/被り物と髪容/補遺 トレーンと長袴
  5.立体観の啓培法
(2)成人と幼児の顔面比例の相違
  1.成人と幼児の顔面比例の同存化表現
  2.顔面下半縮小(reduction)の理由
  3.傍証
    幼児と成人の口唇の比較/成獣から幼獣への作図/
    「かわいらしさ」の分析/上品と礼儀/咀嚼器官の量的強大/
    咀嚼器官の量的弱小/同存化表現/その他の作例/
    着想のヒント
(3)人体の有機的構成 ―ポリュクレイトス作「ドリュフォロス像」
  1.静止ポーズ中の動勢感
  2.等立と偏立
  3.偏立によるバランスのメカニズム
    足部/膝頭部/骨盤/ウエスト/乳頭/肩峰/両目
  4.偏立によるバランスの強調
  5.有機的構成により生じる動勢感
  6.起立の特殊性
  7.有機的構成(Organic construction)
  8.有機的構成の展開と応用
  9.作例
(4)上下肢運動の交叉性
  1.序言
  2.交叉性の起源とありかた
  3.交叉性に対する対称性と例外
  4.人体における交叉性の有用性
  5.交叉性の否定
  6.交叉性から派生する一問題
(5)動勢表現の問題
  1.動勢の意義
  2.高度のムーブマン
  3.動勢表現の即応例
    自動車/独楽の表現/Der Toten Punktによる表現/
    ポーズの同時化と同存表現/物語的表現/以上のまとめ
  4.垂直と水平
    キャビンの丸窓/時計の振子/自転車/機関車のクランク/
    ミュロン作・ディスコボロス像/
  5.スピードとその停止形 スキーの直滑降/スケーティング
  6.人体の行進 歩行/走行/動物の前進運動
  7.群体の動勢表現
  8.作例の吟味
    レオナルド・ダ・ビンチ筆「モナ・リザ」/ドガ筆「競馬場」/
    ミレー筆「風に向かえるアポロ」/ゴッホ筆「監獄」/
    北斎版画「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」/飛天のポーズ/
    その他の場合/源氏車・片輪車の流れ模様
 
3.人体美学C 各論
 
(1)日本民族のタイプの多様性
  1.序論
  2.多様性の諸例
    「見なれない者にはみな同じに見える」/
    映画で観たいろいろな顔
  3.多様性の自然科学的考察
    頭髪/鬚髯/頭蓋示数/一重瞼と二重瞼/その他
  4.多様性の人文科学的考察
    言語/三種の神器/建築/伝説
  5.まとめ
(2)頭蓋部・頭髪・髪際
  1.頭蓋部
  2.頭髪
  3.髪際
(3)和風結髪の構成原理
 A.なぜ江戸時代の髪容は複雑多岐に発展したか
  1.日本人の髪そのものの性質
  2.日本風土の性質
  3.江戸時代の時代性
    性別による発展/年齢による差異/
    階級・職業による変化/流行
 B.その結髪様式は如何なるものか
  1.結髪の根本構成原理
  2.その具体的解説または示例
  3.補遺
 C.『顔の形態美』所載 結髪 参考/附記
(4)目の表情
 A.美術における眼辺の表情
  1.序言
  2.上眼瞼部の静的表情
  3.上眼瞼の静的表情 補遺
  4.上眼瞼の動的表情
  5.内眼角・外眼角と睫毛
  6.下眼瞼の静的表情
  7.下眼瞼の動的表情
  8.眼球の静的表情 附記
 B.美術における眼の動的表情
  1.序言
  2.眼球の動的表情
    両眼球が平静に眼瞼裂のほぼ中央に静止した場合/
    両眼球が上方を見た場合/両眼球が下方を見た場合/
    両眼球が内眼角の方へ互いに近づいていく場合/
    反対に両眼球が外眼角の方へ互いに離れていく特殊な場合/
    両眼球が共同で左方,または右方を見た場合/
    両眼球が共同で一方の外上方を見た場合/
    両眼球が共同で一方の外下方を見た場合
 C.眼辺の表情抄録
  1.目の概念
  2.眼辺の比例 基礎論/作例
  3.眼辺における絵画的存在 血眼/涙/眼鏡
  4.眼辺の異状 左右不均整の目/斜眼/片眼/異数の目/
            眼辺の否定/附記
(5)『八方睨み』の原理 ―主に障壁画を対象として
  1.序言
  2.八方睨みの機構と要因
  3.原理の応用と傍証
  4.作例の吟味と考察
  5.作例の全体的意義
  6.補遺 附記
(6)手の表情
 A.美術における手のポーズについて
  1.欧州美術における手
  2.欧州美術上の作例研究
  3.東洋美術における手
  4.仏像の手の研究
 B.手と指の美しさ―東亜民族の特徴の一示例として
  挿図説明/附記
 
末言/西田正秋先生の講義



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